骨肉の争いとはこういうこと

父方の祖母が亡くなった時の事です。私は当時留学中で海外に住んでおり訃報を母から電話で聞き学校に事情を説明しお休みの許可をいただいた後急遽一時帰国しました。親想いの長男である父は悲しみにくれており、しっかり者の気丈な母が葬式全体を取り仕切り段取りを進めていました。父方の祖父へ既に他界しており、父に直結する親族は私の叔母にあたる父の姉と叔父にあたる父の弟のみとなりました。叔父は事業に失敗したこともありお金に少し困っている様で、それは近しい親族皆が知っていました。叔母はビジネスをしていましたが、その頃になると大分力が衰えていたようで、正直なところ祖母の遺産に執着していた様でした。ただただ祖母の死が辛く悲しく、私と父は感情が昂り過ぎて遺産のことなど二の次でした。祖母は叔父を末っ子だったこともあり大変可愛がっていました。葬式後、父は遺産から葬式代を引いたほぼ全額を困っていた叔父に渡そうと叔母に持ちかけました。祖母は一番そうしたがるに違いないからです。叔母は遺産をあてにしていたらしく、気分を害しその後2年程父と口を聞きませんでした。骨肉の争いを目の当たりにした出来事です。