売上が評価基準では残業はなくならない

今は転職しましたが、某大手スポーツ量販店に契約社員として働いていました。基本的にその店舗・販売員の評価は「売上が予算以上取れているか、PL表で黒字になっているかどうか」になります。

インターネットショップの台頭もあり、簡単に店舗でモノが売れる状況ではなくなっています。そうなると「接客」についてモノを売るしかなくなってきます。ただ、そこに問題があります。接客だけに時間を費やせばいいわけではなく、品出しや検品作業、デスクワークなど仕事は他にもあります。接客について売上をとっていくには勤務時間外に作業を行うか、デスクワークを持ち帰るしかありません。休日に出勤してくる人も多くいます。やる気のない社員はお客様をほったらかしで作業ばかりしています。店舗として売上をとっていかないといけないので、その尻拭いもやる気にある社員にのしかかってきて負担が大きくなります。

時間外に働く時間が多くなりますが、当然残業代など出ません。それによって評価が上がれば待遇もよくなる可能性はありますが、それが正しい働き方だとは思わなかったので、高砂の労務に詳しい法律事務所に相談し、退職する道を選びました。