以前、姫路の労務系の弁護士事務所に相談した話です。私は、病院で調理従事者として勤務していました。地元では有名な病院だったこともあり周りからも、一生安泰だねと言われていました。しかし、そこがとんでもないブラックな職場でした。
就業規則に記載されている公休が消化しきれないのです。年間で20日以上公休が余った年もあったくらいです。加えて就職して6年、冠婚葬祭で2日程使っただけで、残りの有休も当然取得できませんでした。
休みが取れないだけならまだしも、ほぼ毎日出勤前の1時間、就業時間後の1時間は残業をしていました。日によって、忙しさが異なる職場だったので、もし自分のポジションの仕事が終わらないという場合は、出勤前2時間の残業ということもしばしばありました。しかし、経営的に残業代を支払うことはできないと言われ、どの残業にも残業代が支払われることはありませんでした。
当然、そんな職場環境なので心身の不調や不満から退職していく人が後を絶たず、いつでも人員不足状態で改善される見込みもありません。