労働時間がブラックな株式会社

私が以前勤めていたのは、介護サービスを提供する株式会社です。代表が男性、所長はその奥さんという家族経営で、一見アットホームな雰囲気の中にブラックさがありました。今考えると姫路で労務問題に詳しい弁護士事務所にすぐ相談すればよかったのに。
中でも労働時間の管理がブラック。まず、タイムカードがありませんでした。そのため自分が一体どれだけ働いているのかわかりません。今思い出すと、早い人は7時に出勤し帰りは22時すぎても残っている人がいました。労働時間の感覚がないので、もちろん残業代も支払われたことがありません。私自身も帰宅は20時では早い方、遅い時は22時もザラでした。どんな業務で残っていたのかというと、まず診療記録など日常の業務です。

 

上司から突然呼ばれ、業務の確認や指導が始まることも、多くありました。日頃から上下関係がかなり厳しかったので、呼ばれると断れない雰囲気がありました。他に当日に開催が決まるミーティングも日常的でした。業務時間は17時半までなのに、ミーティングは19時から始まることもありました。また研修という名の強制参加の勉強会も頻繁でした。今考えると仕事以外何も出来ませんでした。貴重な時間を無自覚に費やしていたと、自分でも反省と後悔があります。