ブラック企業について私が思う所

ブラック企業について私が思う所を述べます。ブラック企業に関しては積極的に情報公開を進め、また社会による監視を強化すべきだと思います。情報公開と監視が無い組織は必ずや腐敗するからです。

ブラック企業は労働者個人にとって害悪であるばかりではなく、社会にとっても害悪そのものです。本来は高いポテンシャルを秘めた労働者を破壊し、心身を病んだ労働者を増やして医療費を増加させ無駄な税金が使われます。ブラック企業はこうしてあらゆるコストを社会に押し付け、悪質な手法で私腹を肥やすのです。

新卒優位の硬直した日本の雇用文化に私は反対ですが(こんな奇妙な雇用文化を持っているのは、先進国で日本だけです…)、とりあえずこういう狂った雇用文化なのですから、新卒者はまずブラック企業に入社してはならないのです。そのためにはブラック企業の情報公開を就活前の学生にガンガン公開する必要があります。就業規則がない企業なんて問題外、労務について真剣に考える企業の情報なども欲しいところです。何しろブラック企業は「我々はブラック企業です」などと正直に述べることはありません。あくまで仏の顔をして世間知らずの新卒者に近付き、毒牙にかけようとする鬼こそがブラック企業です。